「時間内に踏切が渡れない・・・」そんな高齢者が増えています。

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22017/11/13、木更津市のJR東日本、内房線巌根駅踏切で、自転車を押して踏切を横断していた女性(74)が、踏切を渡りきれず電車にはねられて死亡しました。

2017/4、川崎区池田の京急川崎踏切で男性2人(77・52)が電車にはねられて死亡しました。

現場手前で男性(77)がタクシーを降り警報が点滅してから踏切内に侵入、それを目撃した横浜銀行行員(52)が声をかけたにも関わらず戻らないため、踏切内に侵入し助けようとしたが、直後に電車が接近し、はねられ死亡しました。

警報点滅から45秒で電車が通過しました。

防犯カメラや目撃情報から男性(77)が踏切遮断機が下りる前に歩いて踏切内に侵入した事がわかっています。

ほとんどの大手私鉄とJRのATS-P設置路線の一部では、列車選別装置が設置されていて列車種別に関係なく列車の到達時間は、警報開始から遮断終了まで15秒を標準とし、 遮断終了から列車通過まで20秒を標準としています。

この基準となるものは、時速5kmで歩くこと、つまり健常者が歩く速度が 前提とされていて、高齢者や障害者に配慮されたものではなく、全くの非現実的なものです。

現実に、高齢者が多いわけですから、臨機応変に変えていかなければ事故は減らないでしょう。

平成22~24年の調査では、事故に合った人の50%が60~80歳の高齢者で、原因として「時間内に渡りきれない」です。

総務省近畿管区行政評価局が大阪府内の踏切を調査した結果、電車を止める非常停止ボタンが踏切の内側に設置されていて、「ボタンを押すことが危険を伴う」もので、高齢者には難しいと判断された所もありました。

しかし、この「 非常ボタン」の存在は殆んど認知されていません。

JR西日本のWebサイトでは、「列車が 到達するのは警報機が鳴り始めて約30秒、 遮断棒が降りて約15秒、 非常ブレーキでも600mは停止できない」ので直接救助は危険と記載しています。

確かに40秒前後で、踏切内に侵入し人を助けるということは 危険です。

例えば、踏切内で車・人が動かないことを目撃し 非常ボタンを押したが、その後、車・人が立ち去ってしまった場合、無意味に電車を止めたことになり、責任問題とならないのか?

何処まで信用されるのか?大変疑問です。

それを考えると、非常ボタンを押すことには躊躇します。

地方のローカル線では、踏切に遮断器も警報機もない第4種踏切というものがあり、かなり危険です。

自動遮断機があるは「第1種」、一定時間内に踏切保安係が遮断機を閉じるが「第2種」で現在設置はないそうです。

警報機は有るが遮断機がないが「第3種」となっています。

第4種踏切の事故はこの3 年間で15 人が死亡しています。

第4種踏切1ヶ所に警報機・遮断機を設置すると約2000万円かかるそうで、ローカル線では改修費用が 負担できず安全対策が遅れています。

一方で、「開かない踏切」も 問題となっていて、 待ちきれない・渡りきれない通行人による事故が多発しています。

このような場所においては、立体交差・地下化が検討されています。

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