「南海トラフ地震」発生の確率80%に引き上げ??

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引用:google

「南海トラフ(nankai  trough)」を震源とする地震が、発生後70年以上が経過していることを踏まえて次の大規模地震の発生の確立が高まってきており、政府地震調査会はその確率が80%に引き上げました。

同時に、北海道根室沖の巨大地震に関しても80%に引き上げられました。

南海トラフとは・・・

「南海トラフ」とは、駿河湾の沖合い、御前崎の南南東約70~80km付近から東海地方・紀伊半島・四国の南方約100~150kmの海底を、日本列島に沿って平行に走る長さ約700kmの海底のくぼみで、水深は他のプレートに比べて浅く 最大で4500m程度です。

西南日本海溝、南海舟状海盆とも呼ばれます。

このトラフ沿いのプレート 境界を震源とする 地震が「南海トラフ地震」です。

引用:google

過去に、1605年慶長地震(M7.9)、1707年宝永地震(M8.6)、1854年(12/23)安政東海地震(M8.4)、1854年(12/24)安政南海地震(M8.4)1944年東南海地震(M7.9)、1946年南海道地震(M8.0)といずれも巨地震が発生しています。

各地震は、いずれもトラフの内側(陸側)で発生するプレート境界型で、M8級の巨大地震が100~150年周期で繰り返し発生し、地震動・津波によって甚大な被害が発生しています。

1854/12/23安政東海地震(M8.4)発生の32時間後の12/24、安政南海地震(M8.4)が発生しています。

この海域は、地球の地盤同士が海底で衝突を繰り返し、長期間の間に歪みとなって4000m級の溝となっています。

海のプレートのフィリピン海プレートと、日本列島が乗る陸のプレートのユーラシアプレート境界にあたり、活溌で大規模な活断層となっています。

この領域は、海側のプレートが陸側のプレートの下に年間数センチの速さで沈み込んでいるため、時間の経過とともにひずみが溜まっています。

しかし、発生の間隔は一定ではなくばらつきがあり、震源域の広がり方にも多様性があリます。

シュミレーションとしての被害状況は・・・

内閣府中央防災会議の予測では、「南海トラフ地震」が多くの人が寝静まった冬の深夜・秒速8Mの風が吹き・東海地方中心にM9.1で発生した場合を条件として、甚大な被害が30都府県の広範囲で発生し、死者は32万3000人~33万人としています。

関東圏内6000人、静岡県10万9000人、三重県4万3000人、和歌山県3万5000人、高知県2万5000人、愛知県2万3000人、宮崎県3万4000人です。

死者32万人という数字は東日本大震災の20倍近い数字で、2003年発表時の13倍です。

2004年スマトラ島沖地震の死者・行方不明者28万人をも上回る数字となっています。

死者が最大と予測されるのは静岡県で、10万9000人という数字は県民35人に1人が亡くなるという計算になります。

引用:google

南海トラフ地震がM9クラスで発生した場合、静岡県・高知県で震度7,大阪府で震度6強、京都府・兵庫県・福岡県で震度6弱程度が予想され、周辺地域でも大きな揺れが観測されるとされています。

阪神・淡路大震災発生時、京都府・大阪府は震度5弱、東日本大震災の時近畿地方は震度2なので、それ以上の激しい揺れが予測されるわけです。

地震発生後数分で津波が沿岸に到達し、その高さは三陸海岸を襲った津波を上回り、関東31M(東京都新島村)、東海33M(静岡県下田市)、近畿26M(三重県志摩市)、四国34M(高知県黒潮町)、九州17M(宮崎県串間市)とされ、太平洋側の広い地域で津波によって23万人が死亡すると 見られています。

引用:google

震源地に近い地域は、揺れが終わらないうちに津波が到達する可能性があり、避難は難しいと考えられています。

予測される津波到達時間は東京都新島村12分、静岡県下田市13分、三重県志摩市6分、高知県黒潮町8分、高知県土佐清水市4分などと予測されています。

倒壊家屋は約238万6000棟、避難者約700万人3440万人断水の被害に合い、2710万軒停電、電話は930万回線不通になるものと思われます。

南海トラフ地震が発生すると予測されている地域は、「太平洋ベルト地帯」と呼ばれ日本の工業出荷額の3分の2を占め、その経済被害は220兆3000億円と莫大な金額が想定されています。

これは日本のGDP( 国内総生産)の42%を占め、東日本大震災(約16~25兆円)の10倍以上です。

東日本大震災の復興予算は23兆円が割り当てられているので南海トラフ地震でも同規模の復興予算は必要です。

しかし、この被害額には33万人の経済的喪失分が含まれていないので、実際にはさらに増大するものと思われます。

食料は家庭・公的備蓄分で6340万食、飲料水は13億3000万リットル確保されていますが、それでも1万食・1.5億リットル不足します。

負傷者は62万人と想定され、ほとんどの病院・医療機関は収容人数が限界に達します。

余震の可能性も否定はできず、最大震度は6強が想定されこれによる津波の可能性も 否定できません。

またこの地震がプレート境界型である場合、その 関連プレートの活断層で地震が誘発される場合もあり油断はできません。

ユーラシアプレート上にある滋賀県の「 琵琶湖西岸断層帯」や静岡県から四国・九州へ連なる「中央構造線」などがそれに該当します。

個々が地震に備えることは必要です。

たとえば地震保険に加入すると、地震が発生して住居が1度傾いても全損扱いとなるので、全額保証が適応されます。

水は1人1日2リットルは必要で最低備蓄量は3日分(6リットル以上)。

発生の可能性が指摘される巨大地震・・・

南海トラフ地震ばかりでなく他にも巨大地震発生の可能性が指摘されています。

「南関東直下地震」:南関東のフィリピン海プレート内などでM6.7~M7.2規模で2007年~2036年の間に70%の 確率で発生、関東地方の被害が想定されています。

「相模トラフ巨大地震」:南関東の相模トラフでM7.9~M8.6規模で2044年までに5%の確率で発生、 関東地方の被害が想定されています。

引用:google

「北海道超巨大地震」北海道東部の太平洋沖の千島海溝でM8.8以上、今後30年以内に80%の確率で発生、 北海道から東北地方で被害が想定されています。

引用:google

「琉球海溝地震」:九州~沖縄沖の琉球海溝でM7以上発生の確率は不明ですが、発生した場合九州~沖縄に被害が想定されています。

この地域での発生の予想は不明ですが、超 低周波地震の発生が頻発しており他地域とは異なった活動が確認されています。

懸念されている南海トラフ地震の震源域と琉球海溝は接続しているため、連動して発生する可能性も考えられています。

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