「キャッシュレス社会」到来ですが・・・

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あなたは商品を買ってお金を支払う時、「現金派」ですか?

それともカードなどで払う「キャッシュレス派」ですか?

「現金派?・・・」「キャッシュレス派?・・・」

JCBが「キャッシュレスとデビットカード 利用意向に関する調査2018」を公表しました。

これは、2018/2 全国の20歳~69歳の男女約1000人を対象にインターネットを使って調査し、 新年度の目標やキャッシュレス社会に対する考えを聞いたものです。

この調査で、現金派40.1%、キャッシュレス派34.1%と日本国内では現金派が主流という結果でした。

なかでも 完璧な現金派21.1%、完璧なキャッシュレス派は10.6%でした。20代女性においては、現金派54%、キャッシュレス派27%でした。

総合的に、20代など若年層には現金派が多く、30代~50代の働き盛りの世代はキャッスレス派が 多いという結果でした。

現金派の中には、「理由があってクレジットカードが作れない・・・」 などキャッシュレス派になれない人も一定数いることがわかりました。

また、キャッシュレス派は「カードを持てるということは社会的信用が有る・・・」という認識が有るようです。

引用:金融プロジェクト「生活者の決済手段に関する調査」

先程のJCBの調査結果でも、「現金派よりもキャッシュレス派の方が貯蓄に関しては2.7倍貯まりやすい・・・」という結果が出ていて、現金派の人よりもキャッシュレス派の人が「お金の管理が得意・・・」という人は多いです。

キャッシュレス派の人は全体の56%が500円前後の少額でもキャッシュレスを 利用しています。

カード決済は増加傾向・・・

カード 決済の増加する原因としては、

①ポイント付与

②便利さ

③現金NG    ・・・があります。

たとえば「ポイント」です。

ポイント付与率を1%とします。

「なんだ~たった1%・・・」と思うかもしれませんが、大手銀行の普通預金金利水準は年0.001%です。

ポイントはなんと1000倍なんです。

100円の利息を得るためには、銀行預金は1000万円必要ですが ポイントでは1万円の 買い物をすることでOKです。

また、銀行預金金利は1年間かけて利息が得られるという利率ですが、ポイントは買い物の際に 得られるもので短期間に付与されます。

税金面から利息には復興特別所得税がかかり20.315%課税されます。

単純計算で、1万円の買い物で得られるポイントは銀行預金金利の7500倍を越え、これは銀行預金で7500万円以上預けて得られる金銭的メリットに相当するものです。

次に「便利さ」です。

レジで財布から現金を取り出す煩わしさ・かかる時間・お釣りを受け取る・・・といった 一連の動きを考えた場合、カード決済は売る側・買う側双方にとってもスムーズに感じる場面は多いです。

ネットでの買い物は「現金NG」。

ネットショッピングにおいては、代引など配達時に現金で 支払うという選択肢もありますが、基本的にクレジットカード払いが主流となっています。

キャッシュレスでの買い物は「お金を使った」意識が薄く無駄使いが増えやすい傾向にあります。

引用:金融プロジェクト「生活者の決済手段に関する調査」

しかし、支払い(決済)はできる限りキャッシュレスにしたい「キャッシュレス派」78.3%、できるだけ現金にしたい「現金派」21.7%   と圧倒的にキャッシュレス派が主流で、男性キャッシュレス派・・・84.5%、 女性キャッシュレス派・・・72.2%  と男性の方がキャッシュレスに前向きです。

「キャッシュレス決済を支持する」か「現金決済支持する」というインターネット調査が2017/12/23~24に電通によって行われました。

「キャッシュレス決済」を支持する理由として

①小銭など現金支払いの面倒さがなくなる・・・74.1%

②支払いがスムーズ・・・67.4%          

③ポイント・マイルがたまる・・・67.1% 

となっていて、その利便性・ポイント付与が大きく影響しています。

またその一方で「現金決済」支持する理由として

①現金に 慣れ親しんでいる・・・68.9%

②余計な出費など お金の管理が曖昧になりがち・・・42.9%

③クレジットカードなどデータスキミングにより不正使用される危険性がある・・・40.1% 

など現金の信頼性が評価されています。

中国の電子マネー事情・・・

御存知の方も多いかと思いますが、お隣の中国では電子マネーによる取引が盛んに行われています。

その取引額は日本の30倍の150兆円と 言われています。

中国の電子マネーは[WeChat Pay]・[Alipay]の2種類が有名です。

この2種類はスマホを使った決済機能で [銀聯(ぎんれん)カード] と 呼ばれる銀行カードを 使うことで [デビット機能] がプラスされその場で決済が可能となります。

中国では、クレジットカードの普及率は 非常に低く [銀聯カード] と呼ばれるデビットカードが広く普及していました。

銀聯とは、中国人民銀行主導のもと2002年に設立された決済ネットワークで、運営は中国銀聯というデビット/クレジット決済ネットワーク会社が行っています。

[WeChat Pay] は、中国版LINEと呼ばれ約6億人の中国人が毎日利用するというSNSの [WeChat(微信/ウィーチャット)] に付随する決済サービスです。

運営会社 テンセントが2014年からサービスを開始し、それまでNo.1の [Alipay] と肩を並べるサービスとして 定着しています。

[Alipay]アリババグループの決済サービスです。

アリババは2014年ニューヨーク証券取引所に上場、中国国内に限らず世界中で事業を展開しています。

中国市場でのスマホの普及に併せてAlipayも普及し中国モバイル決済の80%を占めます。

決済手順は [WeChat Pay」・[Alipay] ともほぼ同じで、バーコードにスマホをかざし読

み取った後金額を入力し、アカウントに紐付けられた銀行口座から引き落としとなります。

日本では、販売業者と消費者間に信頼関係があるため、購入時に銀行振込・クレジットカードで決済し、販売業者は入金確認後商品を配送をします。

中国はコピー天国と言われるほどコピー商品・不良商品が横行し詐欺も多発していて、被害にあって商品を返品したくても販売業者と連絡が取れず出来ないことが頻繁に起こっていました。

この事情を改善 するために普及したのがAlipayです。

Alipayは、まずアカウントにお金をチャージして購入手続き完了後、料金を販売業者ではなくAlipayに支払い、販売業者には支払い完了通知が送られ商品が発送されます。

購入者は商品を確認し問題が合った場合、業者に連絡し返品・交換・再発送を申し出ることが出来ます。

商品が届かない・注文した商品が間違っている・購入数が違う 時はサポートセンターが仲介しクレーム処理をします。

購入者が支払った購入代金は、すぐに販売業者に支払われずAlipayが一時的に預かり、購入者・販売者間で問題が発生した場合返金が可能となります。

Alipayは、販売業者においては代金未払いの心配がなく、購入者においてはコピー商品・不良商品であった場合 返金してもらえるなど双方に利点があります。

公共機関では [交通カード] とよばれる [Suica」・[ICOCCA] と同じようなものが使われています。

タクシーには [QRコード] が取り付けられいて [WeChat Pay」・[Alipay] で決済可能です。

[QRコード] が取り付けられいない場合は、[微信支付(wēi xìn zhī fù)WeChatPay] または [支付宝(zhī fù bǎo)Alipay] のどちらかでで支払うことを伝えることで、ドライバーがスマホを取り出し [個人間送金機能] で支払い完了です。

[微信支付]・[支付宝] と言わないと通じませんから注意です。

大手スーパー・中小スーパー・日系コンビニ・中系コンビニなど [WeChat Pay」・[Alipay] が対応済みです。

中国のスマホ人口は約7億5000万人で都市部においては普及率約100%といわれ、キャッシュレス化もあっという間に定着しました。

中国では外出する際に携行する現金は100元(約1700円)以下の人が40%、100元の現金で1週間生活できる人は70%と言われています。

キャッシュレスのメリット・・・

キャッスレスの大きなメリットは、 [ポイントやmileが付加される] ということで明らかに現金払いよりも利点があります。

何円使うと何ポイント付与というレートは還元率と呼ばれます。

還元率1%は100円で1ポイント付与ということで1万円で100ポイントとなります。

多くは1ポイント=1円ですから、還元率1%は1%割引でサービスを受けることが出来るわけです。

[チリも積もれば山となる・・・] 馬鹿には出来ません。

ポイントを そのままポイントとして使うのも 有りですが、mileに移行して航空券などに変換することで資産価値が上がります。

例えば15000ポイント貯まったとして、そのまま商品に交換すれば15000円分ですが、15000mileにすると沖縄・北海道など 国内のどこでも飛行機で往復出来ます。

航空券価格は季節によって変動がありますが、JAL・ANAであれば3万円~7万円の価格です。

現在ではコンビニ・銀行・スーパー等々 いろんなところにATMが設置され、年中無休で現金を引き出すことが出来て大変便利ですが、入金・引き出しをする際手数料を払っていませんか?

デビットカードであれば現金と同じです。

口座残高を越えない範囲で即時決済のため、無審査で発行されるものが多く、入金・引き出しの際の手数料は不要です。

現金を 持つ必要がなければ、また現金を必要としない状況であればキャッシュレスは 大変便利です。

経済産業省発表によると、日本のキャッシュレス決済は2008年11.9%から2016年20%まで増加しましたが、同時期にアメリカ45%・中国60%・韓国89.1%で日本は大幅に 遅れています。

東京オリンピック開催で多くの外国人観光客の来日が予想されるなか、日本のキャッシュレス決済の遅れは新たな問題です。

スウェーデンにおいてはキャッシュレス社会が実現していて、銀行窓口では現金のやり取りが出来ず銀行口座を持つ7歳以上全員にデビットカードが 発行されています。

キャッスレスと個人情報・・・

キャッスレス決済を採用することで、釣り銭間違いのない会計が実現し閉店後のレジ締めは不要でさらにレジも無くなり、現金を触らずに済むため食品を扱う飲食店は衛生面で大きなメリットです。

消費者は小銭を用意することも持つことも必要がなく、レジ待ち時間も短縮され日常生活は便利になります。

事業者側も決済に関連する事務処理時間・手間が省け人権費節約・生産性向上が見込めます。

キャッシュレス化によって個人や企業間の現金移動が減少し、企業や行政機関の業務効率化も高まります。

さらに現金社会の資金管理コスト・通貨発行コストの削減・徴税の公正化にも役立ちます。

便利なキャッシュレス社会到来ですが、個人の消費行動の詳細な把握が可能となり、いつ、どこで、だれが、なにを、いくらで、どれだけ買ったとかいう個人情報は自動的に収集されます。

わかりやすく言えば、ある意味で個人情報は丸裸状態です。

消費に関するビッグデーターを収集した企業は、AI(人口知能)を駆使しGPS利用した位置情報・気象情報などを加えることで、個々の消費パターンの解析・予測も可能で女性客の妊娠まで予測可能となります。

キャッシュレス化が進むことで利便性は向上しますが引き換えに個人のプライバシーは脅かされます。

これらのビッグデーターは、多くの企業に利用され新たなビジネスチャンスにもなりますが、個人情報が国家に利用され世論操作・情報操作に利用し、選挙結果に影響を与える可能性も否定できず、国家が国民の生活を管理する監視社会に陥る恐れもあります。

キャッシュレス化によって得られたビッグデーターは、消費者を丸裸にしプライバシー・個人情報の侵害という大きな負の側面も持ち合わせています。

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