離職率の高い業界と低い業界は?、その原因は?、ランキング、離職率の計算方法は?

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新年度が始まり2ヶ月ほど経ちましたが、現実と理想のギャップがあまりにも大きくて、転職のため離職を考えられておられる方も多いかもしれません。

離職率とは?その計算方法は?・・・

離職率とは、「国内労働者全体の中で新たに離職した人の割合」「新卒社員が3年以内に退職する割合」などを表すもので、企業においては「雇用されている労働者が一定期間内に離職する割合」を意味しています。離職率の計算方法は、基準となる集団において一定期間に離職した割合を算出します。

仮に全社員1000人のうち、1年間に10人退職した場合の離職率

10人(退職者数)÷1000人(全社員)×100=1.0%(1年間の離職者数)

となります。

離職率の高い業界と低い業界とその原因は?・・・

離職率の高い業界は

宿泊業界

 ホテル・旅館など宿泊業界は一般的に低賃金のため、早期離職者が多い傾向にあります。

宿泊業界は一見華やかに映りますが、実態として肉体労働の部分が大きく理想と現実のギャップが大きい業界です。

業界としては、訪日外国人観光客急増もあって追い風を受け業績好調の企業も多いですが、急激な需要増加によって人手不足に陥っている企業も多くあります。

飲食サービス業界

 ファーストフード・レストランなど飲食サービス業界は、就職した場合ほとんどが現場に配属され現場スタッフとして働くことになります。

基本的に立ち仕事で肉体的負担も大きく、企業自体が人手不足のところが多いため社員一人一人の負担が大きく、離職率が高くなっています。

娯楽業界

 人を楽しませることが仕事の娯楽業界ですから楽しいイメージがありますが、実際は厳しい環境にある場合が多く、人手不足で繁忙期が続き低賃金のため離職率は高くなっています。

一方で離職率の低い業界は・・・

インフラ業界

 電気・ガス・水道などのインフラ業界は、業界の中でも屈指の低離職率でなんと離職率0%の企業もあります。

インフラ業界は人々の日常生活に必要不可欠なものであるため仕事が無くなることは無く、雇用・業績ともに安定している企業も多くあります。

さらに、インフラ業界は既存企業の寡占状態にあるため新規参入は難しく、利益は確実に確保され無理な競争も少なく、仕事も進めやすく働きやすい環境にあります。

鉱業・砕石・砂利採取業界

 一般的にはあまり馴染みのない業界かもしれませんが、ガソリンなど取り扱う企業はこれに該当します。

鉱業・砕石・砂利採取などは特殊な仕事のため、企業ごとで得意分野が明確に分割されて競争は少ない傾向にあります。

基本的に BtoB の企業相手の仕事で接客サービスなどサービス業務がなく対人面でストレスを感じることは少ない環境です。

製造業界

 数ある製造業界において、自動車・電化製品関連の製造をする企業は大企業が多く、給与水準が他の業界・企業と比較して高い傾向にあります。

日本の製造業界は世界に誇る産業の一つで、国内外問わず高評価の企業が多く、満足度も高いものです。

労働環境・待遇も良く社会的評価も高いです。

  

離職率の低い企業上位は・・・

引用:東洋経済新報社

東洋経済新報社発行「就職四季報2019年版」より、最新3年後定着率(2014/4 入社10名以上⇒2017/4 在籍者数)で有効回答数が得られた全国942社よりランキングの結果です。

(ここでは15位まで表示しています。)

この結果、定着率100%の会社(入社後3年間離職者なし)の会社は80社でした。

この中で上位3社は、

日本新薬・・・京都本社・医療用医薬品製造・販売(2014年入社数66人)

安川電機・・・産業用ロボット・サーボモーター・インバーター製造(同59人)

任天堂・・・玩具・コンピューターゲーム開発・製造・販売(同57人)

でした。

業種別では、定着率が高いのは電力・ガスなどのエネルギー関連で95.6%、逆に低いのは小売業で75.6%という結果でした。

企業の離職率チェック・・・

企業の離職率をチェックする簡単な目安として3点あります。

福利厚生・有給休暇制度

 福利厚生・有給休暇制度が整っていない環境では、働きづらく離職率は高くなります。

福利厚生は働きやすい環境のためにも不可欠で、優良企業はワークバランスも良好で社員の満足度も高くなっています。

有給休暇制度においては、名ばかり全く休みが取れない会社もあり注意が必要です。

求人広告を常に掲載している

 求人広告を常に掲載しているということは、慢性的に人手不足で入社・離職が 早いと考えられます。

就職希望者がいなくて退職者に求人が追いついていない可能性もあります。

人手不足の状況では、1人当りの仕事量が増え離職率も高くなりやすく、それが原因で離職者が出て更にハードになるという負のスパイラルに陥っている場合もあります。

人間関係と風通し

 仕事をすることにおいて人間関係は重要です。

人間関係や風通しは、企業の良し悪しを判断する重要なポイントで、風通しの悪い会社は離職率も高い傾向にあります。

まとめ・・・

「大企業は離職率が低くホワイト企業だ・・・」とイメージする 人は実際多いかもしれませんが、大企業であっても離職率の高い企業はありブラック企業の可能性もあります。

離職率の高い会社の特徴は、多くが人員不足のため1人当りの仕事量が多い傾向にあります。

会社としては新たに人員を増やすよりも、残業代を支払うほうが人件費は抑えられます。

人件費は固定費ですから、必ず必要となる経費です。

そのため、仕事量に対し少しでも少ない人員で対処しようとするため、個人の負担はさらに大きくなります。

この 現象は大企業・中小企業問わず見受けられます。

24時間営業の飲食業など、この様な状況で働く社員は1日の殆どの時間を仕事に費やし、寝るためだけに帰り朝になればすぐに出社、という状況になっています。

仕事一辺倒の毎日では、心身を疲弊・健康を害し過酷な長時間勤務が離職率を高めます。

それは当然のことです。

就職した会社で長期間勤務し経験・実績を積み年々昇給することは最低限必要なことです。

しかし離職率の高い会社は、ベースとしての固定給が少なくボーナスも昇給も見込めないのがほとんどです。

この状況では、社員の定着率が低下するのは当然の結果です。

 

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