ワーキングプアとは、その原因と現状、生活保護を受けない理由・・・

SNSフォローボタン

フォローする

ワーキングプアとは・・・

ワーキングプア(working poor)とは「働く貧困層」と呼ばれ、正社員と同じくフルタイム労働であるにもかかわらず、低収入で生活維持が困難な就労層を指します。

省略して「ワープア」とも呼ばれます。

経済的に困窮し、最低レベルの生活水準を送れない人が受給する生活保護よりもさらに低い水準で生活している人です。

年収は生活保護レベル以下の約200万円で、多くても手取り月14~15万円程です。

全国で年収200万円未満の人口は、約1000万人を超えていて、労働者の約24%、5人に1人がワーキングプアと言われています。

年収200万円未満は男性では全体の約10%女性は全体の約40%を占めています。

ワーキングプアが増加した原因は・・・

ワーキングプアの大半は非正規社員で、平均年収は正規社員の半分にも満たないのが現状で、金銭的にも精神的にも苦しいものとなっています。

またその多くが就職氷河期世代で、新卒時に正規社員として就職できなかった人々が、その後も正規社員になれないままでいます。

修士課程・博士課程を 修了しても就職になかなか繋がらない、高学歴ワーキングプア・高学歴ニートも増加しています。

大学院を卒業しても就職できない人は、大学や研究機関などの非正規雇用で研究員になる場合が多く、いわゆるパートタイマーとなり給料によってはワーキングプア層に分類されることも少なくありません。

ワーキングプアは日本ばかりではなく、アメリカ・ヨーロッパなど先進国にも多く見られます。

ワーキングプアが増加した原因

①労働市場の規制緩和・自由化

②全労働者において、派遣労働・パート・契約社員など非正規雇用の割合が増加

これらの市場要因と経済要因の影響によるものと考えられます。

これによって企業の人件費は、1999年には217兆円でしたが、10年後の2009年には192兆円まで減少しました。

このため労働者の平均年収も、1999年には461万円だったものが2009年には406万円に減少しました。

日本のワーキングプアの現状・・・

日本の労働人口は約5500万人で、半数近くの約2000万人が非正規社員です。

そして全世帯の約60%が生活に苦しんでいます。

急激な少子高齢化によって、生産年齢人口が減少し現役世代に貧困が広がることは、その子供や高齢者にも影響を与え社会全体の活力低下に繋がります。

ワーキングプア世帯の割合(ワーキングプア率)は、全国的に上昇傾向にあり、北日本・近畿・四国・九州では高く、関東・北陸・中部では低くなっています。

都道府県のワーキングプア率の差は、経済規模の大小ばかりではなく、雇用や社会を取り巻く環境の違いが大きく作用しています。

引用:山形大学

ワーキングプア率の高い都道府県では低い県に比べ、最低賃金水準や正規雇用の割合が低く、介護や子育ての負担の大きい世帯や核家族や母子世帯の割合が高くなっています。

ワーキングプアと言われる人の増加は、社会全体の負担拡大や経済の停滞を引き起こします。

日本政府が「世界一の借金」をしている状況では、こうした世帯を救済する手段はなく、景気が良くなって日本の「世界一の借金」が無くなるぐらいでなければ、解決はしないとされています。

ワーキングプア世帯の子供は、低収入のため費用がかかる高校や高等教育機関へ進学できず、そのため低学歴で就職となり高収入は望めず、貧困は親から子へと連鎖することになります。

そこから脱却することはますます難しくなり、貧困が世代を超えて固定化してしまいます。

ワーキングプアを 減らすため、ワーキングプアに陥っている人が自立して生活できるために、働く機会を増やし賃金を引き上げ介護や子供のサポートなど、安心して働ける環境の整備は必要です。

ワーキングプアと生活保護・・・

生活保護を受給するためには、「生活を維持するための収入が無い」「生活を援助してくれる身内がいない」「資産・財産が無い」の3つの条件をクリアすることで、認定されると受給が開始されます。

引用:山形大学

40代独身の場合、生活費と家賃を合わせて約11万円が支給されます。

現実として11万円以下の収入のワーキングプアは沢山存在します。

フルタイムで働いて毎月11万円以下の給料で生活するよりも、働かずに11万円の生活保護を受給しながら次の就職の準備をするほうが、楽な生活ができると考えがちです。

生活保護を受給すれば、さらに家賃・税金・光熱費・・・など扶助がされます。

しかし、大半のワーキングプアの人は生活保護の申請をしません。

その理由は、ローンを組むことやクレジットカードの申し込み・・・などができなくなることや増えた時間でお金を稼いだら生活保護が打ち切りになるからです。

まとめ・・・

ワーキングプアである限り、収入は少なくそれが原因となって金欠になる場合も考えられます。

金欠から脱出できれば問題ありませんが、その状況が長期間続くとやむなくキャッシングなどを利用することになるかもしれません。

さらにその状況が続くことで借金苦になるということも考えられ注意が必要です。

ワーキングプアから脱出するため個人でできることは、資格を取る・職業訓練学校に行く・・・など自分自身の能力を上げることです。

また、クラウドソーシング・転売・ブログ・アフィリエイト・・・などのネットビジネス副業、より給料の高い職場への転職・・・など収入を増やすことを目標に、ワーキングプアから脱出することを考えるべきです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク