外反母趾・・・その原因と治療法、重症の場合は手術?、費用は?

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外反母趾がいはんぼし Hallux valgus)は、足の親指(母趾)が外側(小趾)の方向に曲がる(外反する)症状を指します。

引用:yahoo

親指が「く」の字に曲がり、親指の付け根や関節部分が変形している状態です。

親指の「く」の字の反り具合が20度に達すると、それは外反母趾の領域です。

そのまま放置しておくと、親指のでっぱりに痛みを伴い腫れたりするので、早急な治療が必要です。

重度になると整形外科で手術となります。

外反母趾とは逆に、足の小指が親指の方向に曲がってしまう症状は、内反小趾(ないはんしょうし)と言われます。

外反母趾は、男女比1:10と女性が圧倒的に多く中高年の女性に半数が悩んであるようです。

原因は・・・

外反母趾かどうかは母趾の曲がった角度で診断されます。

 引用:google

~20度・・・・・正常

 ・20~30度・・・軽症

 ・30~40度・・・中程度

 ・40度以上・・・重症

3大原因として、「女性」「遺伝」「ハイヒール」があげられます。

女性の場合、足の関節が柔らかく筋肉も少ないため足が変形しやすく、また第1中足骨が内転しやすく母趾が外転しやすい傾向にあります。

これは、女性ホルモンの影響も指摘されています。

日頃からハイヒール・パンプスなど、男性に比べ足に負担がかかりやすい装いも影響しています。

サイズの小さな靴や先が細い靴など足に合わない靴は、足を圧迫するので親指が変形する原因となります。

ヒールが高い靴は、足が前に滑りやすくなるためつま先に負担がかかり、外反母趾を引き起こす要因となります。

外反母趾は、足の指の付け根の幅が広がる開張足という症状から始まり、しだいに親指が外側に曲がって行きます。

運動不足、足指を使わない歩き方(ペタペタ歩き)などで、足指周りや土踏まずの筋肉が衰えているのも原因の一つです。

初期の外反母趾の親指の角度は、10~15度前後でこの頃は痛みも殆どありません。

しかし症状が進んで20度以上になると、親指が「く」の字に曲がり親指の付け根が大きく飛び出てきます。

この部分が、靴と擦れることで痛みが発生します。

外反母趾の治療法・・・

外反母趾の治療法には、保存療法手術療法があります。

保存療法は、軽度から中程度の外反母趾に有効で、

・靴の指導

・運動療法(グーパー体操・ホフマン体操・ストレッチ・タオルギャザーなど・・・)

・足底板療法(アーチサポート療法)

などがあります。

グーパー体操・・・足指でじゃんけんをするように指を動かす体操

ホフマン体操・・・幅広のゴムバンドを両方の足の親指にかけて、踵を支点にして足先を外側に回す体操です。 

ストレッチ・・・足指を広げるストレッチです。足指の間に手の指を入れて広げます。

タオルギャザー・・・タオルを床に広げ足指で手繰りよせます。 

足底板療法・・・中敷きを補強し、足を起点として全身の構造的バランスを保持させるものです。 

重症の場合は「手術」・・・

手術は、患者さんの変形の程度によっていくつかの方法を組み合わせて、施術されますが、主流の手術法は、第1中足骨の骨切り術です。

第1中足骨をどこかで切ってその内反を矯正すると母趾の外板も矯正されます。

骨切りをする部位によって、遠位・近位・骨幹部の骨切り術に分類されています。

一般的な手術法は「マン法」と呼ばれ、足の親指の中足骨を切り親指の中足骨の出っ張ってしまった部分の骨を切除し、曲がった角度を真っ直ぐにして固定します。

軽度~中度の症状の場合は、親指の中足骨の出っ張ってしまった部分の下部を切り、切り取った上部の軸を中側にずらして固定する「シェブロン法」で施術されます。

最近主流になりつつある手術法に「DLMO(デルモ)法」があります。

これまでの手術法のように大きく切開することはなく、小さく切開して親指の中足骨を切り、親指の指先から鋼線を差し込み固定する方法です。

局所麻酔で手術は行われ、早ければ日帰り、入院しても1周間以内で退院可能なこともあり、この手術法を選ぶ人が増えています。

DLMO法(第1中足骨遠位骨切り術)は、約2cmの皮膚切開第1中足骨を骨頭基部で骨切りし、骨片間を鋼線1本で固定するシンプルな手術法です。

この鋼線は手術後1ヶ月で抜去されますから、術後に体内に金属が残ることはありません。

引用:google

この術式の第1人者は、

TVなどにもよく出演されていますスーパードクター須田康文医師です。

国際医療福祉大学三田病院・塩谷病院に勤務されています。

手術式は患者さんの症状によりいくつかの方法を組み合わせて施術されますが、手術に要する時間はだいたい1~2時間ほどです。

手術直後は、手術部位の骨を切って鋼線で固定しているという状況なので、つま先立ちや何かの拍子につま先で踏ん張った場合、骨がずれてしまうため、前方に体重をかけない踵歩行をすることで骨がずれることを予防出来ます。

通常の手術では手術後約1~2週間で退院となります。

手術後約2~3週間で傷口が落ち着き、手術後約2周間で抜糸、手術後約3週間で固定している鋼線(針金)を抜きます。

切った骨同士が癒合するのに8週間以上、腫れが引くのに8~12週間、つま先立ちなど指先に負荷をかけても大丈夫と思われるまで、12週間かかると言われています。

12週間、つまり 全治までは手術後約3ヶ月 かかります。

残念ながら完治するまでは通常の靴は履くことはできません。

手術費用は・・・

手術式・入院日数・医療機関によっても違ってきますが、片足で約15~30万円前後です。

両足の場合は、プラス10万円ほど余分にかかりますが、両足同時手術は、手術後の不便さから施術される人は多くありません。

病院などで適用可能な健康保険は、外反母趾の手術にも適用可能で他の手術同様3割負担です。

入院時に必要な食事代も、1食につき定められた金額を超えた場合「入院時食事療養費」として、健康保険から補助があります。

しかし入院するにあたり、差額ベット代は公的医療保険適用外となります。

平成26年度厚生労働省発表の差額ベット代の平均金額は約6129円です。

差額ベット代の金額は、入院する医療機関や個室・2人以上の部屋などで違ってきますが、

入院日数✕約6129円=自己負担となります。

医療保険に加入していれば、公的医療保険(診療報酬点数がつくもの)に該当するものは、給付金の対象になるので請求が出来ます。

差額ベット代が医療保険でまかなえる場合もあるので保険会社に問い合わせて見て下さい。

軽度・中程度の症状の場合・・・

外反母趾の症状が、軽度あるいは中程度であればテーピングや外反母趾サポーターで治療が可能です。

引用:youtube

症状が酷くなければテーピングによって足のバランスを正常な状態に保つことが出来ます。

外反母趾サポーターには、親指と人差指の間を矯正し外反母趾の痛みを和らげ、さらに足裏のアーチを整える働きがあります。

外反母趾サポーターにはパッドタイプサポータータイプの2種類があります。

パッドタイプ・・・このタイプは靴下の下に装着し歩行も可能で、親指の曲がりを矯正する  ために、主に親指と人差指の間を空けるタイプが多い。

全ての指にパッドを入れるタイプもあれば親指のみ・親指を含めた2~3本の指を固定するタイプがあります。

足裏アーチ(土踏まず)を整える事はできないため、サポータータイプと併用して使用し、外反母趾の予防として使用するものです。

サポートタイプ・・・ストッキングや靴下の下に履くため目立ちます

親指から足裏の横アーチ(土踏まず)・縦のアーチ(甲)を整えてくれます。

足首まで覆って固定するタイプもあり、足の形を矯正するのに最適です。

足を覆うため素材によっては、蒸れやすいのがデメリットです。

肌の感触が合うかどうか確認が必要です。

まとめ・・・

外反母趾は靴が原因で発症する症状で、靴を見直すことで防ぐことができる病気です。

外反母趾になりやすい人や外反母趾が気になり始めた人は、症状が重症になる前に医療機関を受診して予防しましょう。

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