カウンタフォークリフトの操作の超初級編・・・

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フォークリフトの種類は用途に応じて多種多様ですが、技能講習で多く使われているのはカウンタリフトです。

正式名称は、カウンタバランスフォークリフトです。

フォーク及びこれを上下させるマストを前部に備え、後部に積荷質量に応じたカウンタウェイトを装備した着座タイプのフォークリフトです。

カウンタフォークリフトは、前後のタイヤの大きさが違っています。

これは重い荷物を安定して運搬するために前輪は大きく、狭い工場・倉庫などで作業効率を図るため、また小回りが強く求められるため後輪のタイヤは小さくなっています。

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フォークリフトの各部の名称(カウンタバランスフォークリフト)・・・

アウターマスト:フォークを上下させるために必要なレールの役目をするもの。

インナーマスト:この部分を上にスライドさせることでフォークを高く持ち上げます。

チェーン:フォークを上下させるため最大荷重の5倍の強度が必要とされます。

リフトシリンダー:左右のマストの間に装着された油圧シリンダー。インナーマストを上げるとともにフォークも上げます。

ティルトシリンダー:マスト全体を傾斜させるための油圧シリンダー。これによってフォークのツメ先の調整を行う。

バックレスト:フォークの上に積載した荷物がマスト後方に落下することを防止するための荷受け枠。

フィンガーバー:リフトブラケットに固定されているフォークを取り付ける横板。使用状況によってフォークの位置を変更する。

フォーク:パレットなどを持ち上げて荷役する場合に使います。ツメともいう。

(車体部)

ヘッドガード:荷役の落下によるドライバーの危害防止のためのガード。フォークリフトの最大荷重の2倍の強度が必要です

バランスウェイト:荷役可能な最大荷重に見合った

駆動輪:動力を伝えるための前輪。後輪よりサイズは大きい。

操向輪:舵取りをする後輪。最大75度の切れ角があるので小回りが利く

フォークリフトの操作・・・

フォークリフトは荷役自動車なので、普通乗用車とは操作方法が異なり同じ感覚では、上手く操作する事ができません。

自動車の場合は前輪または後輪駆動・前輪操舵ですが,フォークリフトは前輪駆動・後輪操舵です。

日頃自動車を運転されている方は、前輪が動いて方向を変える前輪操舵は 慣れてみえると思いますが、フォークリフトは後輪操舵なので後輪が動いて方向を変えます。

自動車で後退をしている感覚です。

後輪操舵のため前輪 操舵とは違って方向を変える際に「外輪差」が生じます。

一部の車種を除いて前輪が「固定輪」で後輪が「操舵輪」となっているからです。

「外輪差」のため、車体の前部分よりも後ろ部分が大きく外側を通ってしまいます。

「膨らんで回る」という感じです。

前進状態で曲がる場合は、右折なら右側に 左折なら左側に車体を寄せて、前輪が角を超えた瞬間にハンドルを切ることで、簡単に曲がれます。

後進状態で曲がる場合は自動車の前進時と同じ要領で、「内輪差」が発生するのであまり角に寄り過ぎず、ドライバーの身体が角を超えたくらいでハンドルを切れば、簡単に曲がれます。

前進時で右折・左折する場合は、前輪が曲がり角を超えるのとほぼ同時にドライバーの身体も曲がり角を超えるので、そのタイミングでハンドルを切ります。

右折する場合は右のタイヤを見ながら、左折する場合は左のタイヤを見ながらという感覚でハンドルを切ります。

重くて大きな荷物を運搬する場合は、前方が荷物で見えないので安全面からも必然的に後退運転となり前進時と逆になりますが、自動車の前進時と同じ要領で運転すれば大丈夫です。

ドライバーの身体が曲がり角を超えるところまで進んでから、ハンドルを 切ります。

フォークリフトはハンドルを切ったときに、後輪操舵のため後ろのタイヤが動いてカーブを曲がります。

その時外輪差が発生して「外側に膨らむ」ため、後ろのタイヤの外側を脱輪しやすくなります。

自動車の場合は前輪操舵のため、内輪差が発生して内側に食い込むように曲がります。

外輪差を意識することで、車体後部や積載物を壁にぶつけることなく運転ができます。

フォークリフト操作で注意する点は・・・

フォークリフトは前後のタイヤのサイズが異なる為、ハンドル操作を最小限に抑える必要があります。

ハンドルを回しすぎると急回転して不安定になったり,自分の思った以上に車体が曲がってしまうことが、往々にしてあります。

急なハンドル操作は、積載物の落下や転倒など重大な事故を引き起こしかねません。

自動車と同じ感覚でハンドルを切ったり、旋回のため 急ハンドルを切ると後輪が外側に大きく回るので、思わぬ事故を起こします。

荷役自動車のため積載物によって後退で移動する場合が多く、積載物の状況の確認が不十分なまま身体を捻り、後ろを見ながらの運転となるため、荷が崩れかかっても気づかない場合があります。

また、顔の反対側が死角となるため危険を伴います。

フォークリフトの操作のコツ・・・

フォークリフトはハンドルが軽く切れ過ぎるので、ハンドル操作は「切る時はゆっくり、戻す時はすばやく」が基本です。自動車と同じ感覚でハンドルを切ると切り過ぎます。

戻すときにゆっくりだと、回り込み過ぎとなります。

ハンドルは見ている方に切れば曲がり、そうでなければ反対に切ります。

後退時は慣れないうちは戸惑いますが、首を右に捻るという前提でハンドルを右に切ると、首を捻った右に曲がり左に切ると反対の左に曲がります。

1.5tカウンタリフト 寸法

(ディーゼル車) 全長:2290mm                   

                        全幅:1070mm                                       

                        マスト高:1995mm                                   

                        ヘッドガード高:2080mm            

(バッテリー車 ) 全長:2080mm

                        全幅: 1115mm

                         マスト高:1970mm

            ヘッドガード高:2025mm  

バッテリー車はディーゼル車に比べて、全長が210mm短く幅が45mm広い  

タイヤの切れ角は普通自動車の場合 、内側角度が40~45度、外側角度が30~40度ですが、フォークリフトは小回りが強く求められるため、内側角度75~80度、外側角度50~55度と普通自動車の2倍の切れ角があります。

そのため,1.5tカウンタフォークリフトの最小旋回半径は,1770mmとなります。

ちなみに、自動車は車種によって違ってきますが、軽自動車で約4.5mくらい,普通車で約5.0mくらいですから、かなり小回りが効くわけです。

皆さんの身長と同じくらいの空間があれば、旋回できるんですよ。

フォークリフトは後輪操舵のため基本的に前輪が支点となります。

右にハンドルを切れば右前輪が支点となり車体後方が左外へ出るし、左にハンドルを 切れば左前輪が支点となり車体後方が右に出ます。

フォークリフトは、自動車と違って急激に方向が変わるので、曲がる際は通路の真ん中より曲がる方向のやや内側を走行する必要があります。

前輪が曲がり角を過ぎれば、ハンドルをフルに切っても絶対にぶつかることはなく,曲がれます。

角を曲がる場合は、自動車は内輪差の関係で内側に気をつけながら外側に寄せて回りますが、フォークリフトは後輪操舵により外輪差が 発生するため、外側に大きく膨らむため内側に寄せて曲がります。

前進時の90度に曲がるタイミングは、曲がる方向の壁に約20cmくらいまで近づいて、バックレストが角を超えたくらいにハンドルを切ります。

後退時はシートベルトの部分が過度に来たくらいにハンドルを切って大回りで回ります。

荷物をリフトする場合、フォークは水平またはやや前倒しの状態で上げ下ろしは速度を落として行い、慣れるまでは荷物を一度で 積もうとしないことです。

また扱っているパレットが全て同サイズの場合パレットを上に重ねる時のコツは、目線はパレットの中心に置き、下のパレットと同じ位置に来ることを意識しながら、重ねるパレットの下部のラインと上に置くパレットの上部のラインを確認しながら置くと前後左右が揃います。

重ねる時点で、中心が同じ位置になれば両端も揃います。

まとめ・・・

フォークリフトの操作において大切なことは、安全確認、 早さは二の次です。

「自分は下手だ・・・」と思ってオドオドしていると かえって危険です。

最初は誰もが初心者ですから、まず練習すること、そして自信を 持つことです。

急発進・急ブレーキは、周囲の確認がおろそかになっている場合が多分にあります。

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