リーチリフトの特徴・操作方法・メリットとデメリット・・・

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フォークリフトにはリーチリフトカウンターリフト2種類があります。

フォークリフトを操作するためには、安全衛生法に定められた技能講習を終了し、技能講習証(フォークリフト免許)を取得する必要があります。

フォークリフトの免許を取得すること自体はそれほど難しいことではありませんが、効率よく仕事ができるようになるためには経験が必要です。

免許取得のための学習・講習と、現場において正確に素早く綺麗に荷物を積み、限られた狭いスペースでの立ち回り方など・・・実務としての運転技術の状況は違うからです。

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リーチリフトの各部名称・・

引用:google

リーチリフトの特徴・・・

リーチリフトは狭いスペースでも操作しやすく小回り可能なタイプのフォークリフトです。

立った状態で操作

・手元のレバー操作で前進・後退を行い、中央のレバー操作でツメを前後に動かす

・マストを前後に移動することが可能

屋内専用

・タイヤ切れ角はカウンターリフトは70度に対し、リーチリフトは90度有るため機動性に優れ狭いスペースで小回りが利く

・カウンターリフトと比較して不安定なため、急旋回した場合スピードが高いと転倒する危険がある

・動力は基本的にバッテリー式のため、排気ガスは出ない

リーチ式の「リーチ・・・」とは、手を伸ばす・目的地に達するという意味です。

一般的にリーチ式フォークリフトは立ったまま操作を行いますが、海外においては座ったまま操作する車両も多く、国際的には日本は「特殊」です。

リーチリフトの操作方法・・・

引用:google

①運転席に乗りキースイッチを「ON」、ディスプレイが点灯することを確認

②左手はハンドルグリップ上に置く

③右手で始動スイッチ「OFF➡ON」に切り替えた後、操作レバー(中央正面パネル右側のレバー)に添え、リフトの前進・後退操作、フォークの上げ下げ操作、マストアップダウン操作を行う

引用:google

④操作レバー(中央正面パネルの3本)を動かしてリフトレバー・チルトレバー・リーチレバーの位置を確認する

 *操作レバーの配置は、各メーカーで違うため事前確認が必要です。

 ・[ニチユレバー]   

    (左➡右)リフト・チルト・リーチ

 ・[住友・シンコーレバー]

    (左➡右)リーチ・チルト・リフト

 ・[トヨタレバー]     

   (左➡右)チルト・リーチ・リフト

⑤操作レバーの配置・動作確認後リフトレバー・チルトレバーを操作し、フォークを床面より約10cm程度上げフォークを上向きにする

引用:google

⑥ブレーキペダルをしっかりと踏み込みブレーキを解除した後、中央正面パネルの1番右側のアクセルレバーを進行方向にゆっくりと倒すと車両は動き出す。

 *アクセルレバーを前に倒すと「前進」、後ろに倒すと「後進」

 *アクセルレバーの倒し加減で走行速度を調整する

⑦左手でハンドルを右回転に回す➡右へ、左回転に回す➡左へ、回転量によって曲がる角度が変化する

⑧ブレーキペダルから左足を離すと、ブレーキが掛かり停車する。

 *ブレーキペダルを踏んだ状態で、アクセルレバーを進行方向と逆方向にクイクイっと操作す ることで速度調節ができブレーキが掛かります。

 *急な操作は移動中の荷物に負担がかかるため、大きなショックが掛からないように調節する必要がある。

⑨荷物の正面でフォークを水平にし差し込み位置を確認後、リーチ操作でマストを押し出してフォークを根本まで差し込み、荷物の安全状態を確認しながら持ち上げます。

⑩フォークを若干上向きにしリーチ操作でマストをいっぱいまで引き込み、周囲の安全を確認後荷物を移動する。

⑪作業が終了したら安全な場所に移動し、完全に停車してからブレーキペダルを離して、キースイッチを「OFF」にする。

用:google

ハンドルは動輪タイヤが真っすぐの状態で約4回転弱で全部切れます。

通常であれば1~2回転で十分曲がれるので、可能な限り少ない回転での旋回を心がける必要があります。

リーチリフトのハンドルは軽いので、回しすぎて急旋回してしまうことがあり転倒事故を引き起こします。

腕の力は抜いて、ハンドルはゆっくりと回すことです。

全開でハンドルを切って旋回する操作は、バッテリーに余分な負荷が掛かりバッテリー液温を上昇させ劣化の原因となります。

また少ない回転で旋回することにより、オーバーハングによる接触事故防止にも繋がります。

特に「急・・・」がつく運転は避けるべきです。

リーチリフトで右折・左折するときは・・・

引用:google

前進時に右折・左折する場合、前輪が曲がり角を超えるのと同時に運転手の身体も曲がり角を超えるので、そのタイミングでハンドルを切ると上手く曲がれます。

曲がる場合、左折であれば左のタイヤ、右折であれば右のタイヤを見ながらハンドルを切ります。

自動車は前進しながら曲がるとき「内輪差」が生じますが、フォークリフトは後進する時に「内輪差」が生じます。

後輪操舵のため、「後ろが膨らむ感じ・・・」で旋回します。

後進時に右折・左折する場合は、前進時とは逆で自動車と同じ要領でハンドルを切ります。

自動車で後進する場合「外輪差」が生じますが、フォークリフトは前進する場合に「外輪差」が生じます。

クランクの場合も右折・左折時と同様に、左クランクの場合は左のタイヤ、右クランクの場合は右のタイヤを見ながらハンドルを切ります。

いずれの場合も急ハンドルはNGで、ゆっくりと切るのがコツです。

ハンドルを切るタイミングは、前輪が通過したらすぐです。

前輪を軸に自分が「ぐるん~」と動く感じです。

リーチリフトのブレーキ・・・

リーチリフトのブレーキ機構には、「デッドマンブレーキ」という方式が採用されています。

「デッドマンブレーキ・・・」直訳すると「人が死んだらブレーキが掛かる・・・」という意味です。

デッドマンブレーキは、パーキングブレーキと走行用ブレーキを兼ねていて、搭乗者がペダルから足を離すと走行の電気回路が遮断され、車両は走行を停止誤作動を防止します。

事故や何らかのミスによって搭乗者が車両から離れた場合でも、安全に停止することが出来ます。

電車や消防車(はしご車)にもこのシステムが採用されています。

リーチリフトのメリット・デメリット・・・

メリット

・乗り降りが楽

・車体がコンパクトなので、最小回転半径は小さく小回りが利く

・車体を固定したまま、フォークだけを前後に移動することが可能

・倉庫内など制約のある狭い場所での作業に適している

・バッテリー動力のため、排気ガスが発生せず環境に優しい

デメリット

・バッテリー式のため充電時間が必要

・エンジン式と比較してパワーが劣る

・エンジン式と比較して、連続使用可能時間に制限がある

悪路には弱い

・3トンクラス位までしか無い

・カウンターリフトと比較して若干安定性が悪い

フォークリフトの仕事・・・

カウンターリフトの場合は大型の工場、リーチリフトの場合は小規模の工場・倉庫・店舗などで使用される傾向があります。

カウンターリフトの経験者は多く求人数はも多数有りますが、それに比べるとリーチリフトは多少難易度が高くその分経験者も少ないため、競争率は下がる傾向にあります。

両方の実務経験が有る方は重宝され「活躍の場」は広がります。

フォークリフトの仕事は「経験者・・・」が優遇される傾向が強く、たとえ有資格者であっても「実務未経験・・・」の場合、採用が見送られる場合が多分にあります。

そのため「未経験OK・・・」の求人は 大変貴重です。

フォークリフト運転士の仕事は、倉庫内などで一度に大量の荷物を運搬したり製品を移動したりする仕事で、肉体労働です。

商品が積まれた”パレット”を何枚も重ねて運んだり、限られた狭い場所で人が持てない重量物を移動させたり所定の場所に運搬したり、製造ラインから流れてくる製品・部品をベルトコンベアに載せたりなど単純作業の繰り返しですが、「安全確認」は常に意識する必要があります。

バッテリー液の補充・・・

引用:google

フォークリフトの市場において、バッテリー式は50%以上のシェアがあります。

バッテリー液はフォークリフトを使い続けることで蒸発し、特に暑い時期は減りも早く定期的に「補水」という作業が欠かせません。

バッテリーの寿命は年数ではなく、充電した回数で寿命を測ります。

JIS規格によれば約1200~1500回充電で寿命とされています。

毎日1回充電する場合約5~6年で寿命と考えられます。

しかし間違った充電をしている場合は、それ以下も考えられます。

フォークリフトを使い終わってすぐに「充電・・・」と言う場合、バッテリーの電解液が50℃を超えている場合があります。

50℃を超えての充電は過充電となりやすいため、少し時間を置いて40℃以下になってから充電を始めてください。

まとめ・・・

フォークリフトの運転は「一見楽そうに見える・・・」かもしれませんが、長時間勤務が続くとカウンターリフト(座るタイプ)は腰とお尻が痛くなり、リーチリフト(立って乗るタイプ)は足が痛くなります。

特に旋回時に下半身に負担がかかっています。

慣れてくるとリーチリフトの方が使いやすいかもしれません。

特に狭い場所では、カウンターリフトではフォークが引っかかって身動きがとれない場合があります。

フォークリフトを使いこなすコツは、「車両の特性を掴むこと」です。

車両なので「内輪差」「外輪差」は発生します。

自動車では前進時に右左折する場合に内輪差が発生し、フォークリフトでは逆の後進時に発生します。

また制限された場所での作業を視野に入れてタイヤの切れ角も大きく後輪操舵となっています。

自動車とは感覚が違うため、時間と経験は必要です。

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