「常人逮捕」って知ってますか?

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最近ちょっと話題になっている「常人逮捕」ですが、ご存知ですか?

「現行犯に限り、警察官以外の普通の人でも犯人を逮捕出来る事。私人逮捕」というものです。

この 場合、逮捕状は必要ないようです。(刑事訴訟法第213条)

10/3午後、福岡市内の中学校で、男子生徒が男性教員の顔を数回殴り、顔面打撲の傷害を負わせたとして、この教員がこの生徒を傷害容疑の現行犯で常人逮捕しました。

9/29にも同県の私立高校男子生徒が男性講師を蹴る動画がネットで投稿されたばかりです。

後者の方は福岡県警が傷害容疑で男子生徒を逮捕し10/2に「勾留不必要」とのことで釈放となりました。

警察に引き渡すわけですから、逮捕している間は警察が来るまではそのままの狀態を維持する必要があり結構 大変ですね。

日本の法律では、私達一般人でも、「現行犯」であれば刑訴法213条に該当し「常人逮捕(私人逮捕)」が可能ということです。


常人逮捕が可能なのは、「現行犯」または「準現行犯」が条件で、現行犯とは、まさに罪を行っているか、罪を行い終わった者を指します。

準現行犯とは、「泥棒」などと呼ばれて追いかけれている者や明らかに犯罪に使ったものを持っている者、返り血が体や衣服につくなど犯罪の痕跡がある者などで、かつ罪を行い終わってから間がないと明らかに認められる者です。

更に現行犯としても、軽度の罪の場合は、犯人の住居、氏名が不明であるか、逃亡の恐れがない場合は常人逮捕はできません。

「軽度な罪」とは、30万円以下の罰金や勾留(1日以上30日未満の刑事施設への拘置)、科料(1000円以上1万円未満の金銭の徴収)に当たる罪のことです。

例えば、過失傷害(不注意でケガをさせる)や侮辱罪などは、犯人の住居、氏名の不詳や逃亡の恐れがないと、いくら現行犯であっても常人逮捕は出来ません。

気をつける点は、犯人と思って 勘違いして逮捕をすると、後に民法上で「不法行為による損害賠償請求」をされる可能性があります。

逮捕された側が逮捕した方を訴えるという形です。

違法逮捕の場合、警察官の場合も国家賠償請求は時々起こされるので、常人逮捕の場合も、一般人が損害賠償請求される可能性はゼロではありません。

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